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疲労回復ジムとは
日経トレンディ2018年ヒット予測ベスト20の第3位にランクインしたことで最近注目を集めているのが「疲労回復ジム」。
疲労回復専用ジムのコンセプトは「心身の疲れを癒そう」なのだとか。
一般的なジムと言うと
「筋力アップのために身体を鍛える」
「ダイエットのために運動する」
といったイメージがあります。
しかし、大手スポーツクラブ「ティップネス」でもフィットネスも疲労回復に着目した「1WEEKコンディショニング」プログラムを開設。
「筋トレ・ダイエット・疲労回復」がフィットネスの定番になる日も近いかもしれません。
疲労回復ジムの効果
身体の疲労回復
慢性的な肩こりや腰痛、眼精疲労。
デスクワークを行っていると日々の疲れが蓄積されていきます。
これら疲労の原因は、筋力不足や骨格の歪み、クセなど。
マッサージに行っても、根本的に解決されるワケではありません。
疲労回復ジムは、疲労の原因となる身体のコンディションを整えることが可能。
一時的な疲労回復ではなく、「疲れにくいカラダ」へと近づくことができます。
脳の疲労回復
「疲れているのに眠れない」
「寝ても疲れが取れない」
なんて悩みを抱えているひとも多いかもしれません。
最近、注目されているのが「脳の疲労」。
交感神経が優位な状態が持続すると、脳が疲労してしまいます。
その結果、「集中力低下」「ヤル気の低下」といったことも……。
疲労回復ジムでは、脳の疲労回復に瞑想を取り入れているジムもあります。
脳がリフレッシュされることで、身体の疲労回復にもつながります。
代謝が良くなる
疲労が蓄積すると、身体はコンディションを整えることでいっぱいいっぱいの状態。
血液循環や毒素排出といった働きが停滞してしまいます。
その結果
・便秘
・冷え
・むくみ
などの症状が現れる可能性もあります。
疲れをリセットして、身体のコンディションを整えることで代謝をアップ。
ダイエットや美肌にも効果が期待できそうです。
疲労回復ジムでは何をするの?
疲労回復ジムで行われるプログラムは、ジムによって異なります。
しかし、基本的には
・身体の歪みやクセをリセット
・ストレッチや自重トレーニング
・瞑想
といったメニューで構成されているようです。
「運動は苦手」
「お金を払ってまで運動したくない」
といったひとにも、気軽に試せる内容ではないかと思います。
疲労回復ジムはどこにあるの?
ZERO GYM(ゼロジム)……東京都(1店舗のみ)
ZERO GYMは疲労回復専用ジムのパイオニア。
75分の疲労回復プログラムの内容は
①ストレッチ
②自重トレーニング
③瞑想・マインドフルネス
④脱力
となっています。
・1回のみ:8,000円
会員プランなら
・月2回:14,000円/月額
・月3回:18,000円/月額
・月4回:20,000円/月額
ティップネス……(全国59店舗)
日本全国にあるフィットネスクラブのティップネス。
疲労回復プログラムの内容は、筋膜リリースやストレッチで疲労回復。
ジムに通えない時でも専用アプリでサポート。
食事や生活リズムまでしっかりとサポートしてくれます。
スタートアップ会員:最大2カ月1,850円/月額
Natural muscle(ナチュラルマッスル)……(東京に5店舗)
日常生活での姿勢の癖、動きの癖、加齢によって硬くなっている筋肉にアプローチ。
本来の筋肉の状態を取り戻すことで、骨格や呼吸を改善。
有吉与志恵さんが考案したコンディショニングメソッドを提供しています。
パーソナル会員なら
・月1回パーソナルコンディショニング実施:11,000円/月額
・月2回パーソナルコンディショニング実施:22,000円/月額
・月3回パーソナルコンディショニング実施:30,000円/月額
・月4回パーソナルコンディショニング実施:36,000円/月額
アスリエ……(東京・神奈川・埼玉に12店舗)
軽い運動やストレッチで疲労物質を除去。
心身ともにリフレッシュする「のびのびボディ」。
肩こりや腰痛の予防・改善を目的とした「改善ボディ」。
骨盤の歪みを改善し姿勢を整える「骨盤調整」。
といったショートプログラムが用意されています。
・正会員:10,800円/月額
・平日昼間会員:8,100円/月額
・自宅で行える疲労回復方法は?
自重トレーニングなどは自己流だと、フォームが崩れてしまっている場合もあります。
余計な部分に力が入って、かえって疲労を増大させる原因にも……。
トレーニングなどは、きちんと専門家の指導のもとで行うのがベスト。
とは言え、
「近所に疲労回復ジムが無い」
「いきなりジムに通うのはハードルが高い」
というひとも多いかもしれません。
ストレッチ
自宅でも手軽に行える疲労回復方法の一つがストレッチ。
ストレッチを行うのにベストな時間帯が「寝る前10分」です。
寝る前にストレッチを行うことで
・睡眠の質が高まる
・基礎代謝アップ
・血行促進
などの効果が期待でき、疲労回復にも効果的。
※参考:快適な睡眠へ導く、3分間ストレッチ(1)【東洋羽毛_美容と健康動画】(youtube動画)
瞑想
また、脳の疲労回復に行いたいのが「瞑想」です。
1日5分程度でもOK。
・集中力が高まる
・ストレス解消
・睡眠の質が高まる
といった効果が期待できます。
※参考:メンタリストDaiGoの「脳を鍛える マインドフルネス瞑想のコツ」①入門編(youtube動画)
疲労回復ジムのメリットとデメリット
デメリット
店舗数が少ない
まだまだ店舗数が少ない疲労回復ジム。
「興味はあるけど近所にジムが無い」
「通いたいけど、わざわざ遠くまで出向くのは……」
と感じているひとも多いかもしれません。
しかし今後、ティップネスなどのように大手スポーツジムが参入する可能性もあります。
疲労回復ジムにこだわるあまり、遠くのジムまで遠征していては本末転倒。
まずは近所のスポーツジムで疲労回復に役立ちそうなプログラムが無いか、チェックしてみると良いかもしれません。
メリット
パフォーマンス力アップに繋がる
「忙しい時ほどムリをしてしまう」というひとも多いのではないでしょうか。
でも、そんな時ほど
ミスが多発
集中できない
上手くいかない
なんてことも多いですよね。
仕事や家事のパフォーマンス力をアップする上でも、休息は大切。
とは言え
「疲労回復のためにジムに通うなんて……」
「疲労回復ならクイックマッサージで充分」
と考えるひとも多いのでは。
疲労回復ジムの特徴は、単に疲れを癒すだけではないところ。
身体のコンディションを整えて「疲れにくいカラダ」へと導いてくれる点が、大きな特徴です。
さらには、自分で疲労に上手く対処できる術が身に付くのではないかと思います。