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フリパラツイストとは
フリパラツイストは、パーソナルトレーナーである高橋義人さんが考案したエクササイズ。
「しゃべくり007」で紹介され、新垣結衣さんがフリパラツイストを挑戦したことでも話題になっていましたね。
たった30秒のエクササイズで、腹筋100回分に相当するダイエット効果があるとのこと。
ネットの口コミでも1カ月で2キロ痩せた、5キロ痩せたと評判です。
フリパラツイストの基本的なやり方
フリパラツイストの方法は
①直立姿勢でかかと同士をくっつけて足を45度に開く
②脚の付け根を前に出してお尻をキュッと締める
③手は親指と人差し指でV字を作り、他の指は握る
④両腕を肩の高さまで持ち上げ、肩甲骨を寄せる
⑤頭と足はしっかり固定して、両腕の位置を保ちながら、30秒間左右にねじるように腰を振る
最初は30秒間から行い、徐々に時間を伸ばしていきます。
回数は3回以上、多いほど良いです。
高速でひねるほど効果的。
※参考:【今話題の簡単ダイエット!】フリパラでたった30秒でやせる!(youtube動画)
フリパラツイストの効果
脂肪燃焼効果
フリパラツイストのモニター試験では、3週間で平均4~6センチ、ウエストが細くなったのだとか。
考案者である高橋義人さんも1カ月半で8キロ、体重が減ったそうです。
フリパラツイストでは肩甲骨周りにある褐色脂肪細胞を刺激。
褐色脂肪細胞は、熱を生み出し、体脂肪を燃焼する細胞。
褐色脂肪細胞が多いほど、脂肪が燃焼しやすく痩せやすい身体となります。
しかし、褐色脂肪細胞は10代をピークに年齢と共に減少。
30代では50%、40代では30%程度まで減少してしまうそうです。
一度、減ってしまった褐色脂肪細胞を増やすことはできません。
脂肪の燃焼を促進するには、褐色脂肪細胞を活性化させることが大切。
フリパラツイストでは、肩甲骨周りに刺激を与えることで、褐色脂肪細胞を活性化。
10代の頃のような「太りにくく痩せやすい」身体へと近づくことができます。
むくみの解消
フリパラツイストではお腹にある「乳び槽」と呼ばれる部分を刺激します。
乳び槽とはお腹にある大きなリンパのこと。
脚や骨盤のリンパもこの乳び槽に集まります。
いわば、リンパの親玉のような存在です。
しかし、猫背や長時間のデスクワークで乳び槽は詰まってしまうのだとか。
フリパラツイストでは乳び槽に溜まったリンパを一気に流します。
そのため、むくみが即効で解消。
なんと、30秒間のフリパラツイストでふくらはぎが平均0.5センチ細くなるそうですよ。
免疫力アップ
フリパラツイストで刺激する「乳び槽」はNK細胞(ナチュラルキラー細胞)も集まる部分。
「乳び槽というお腹にあるリンパ液が一番集まる場所を、20分腹式呼吸して刺激すると免疫があがる」
という信州大学の研究結果を元に考えられたエクササイズなんだとか。
NK細胞は強い殺傷力を持つ免疫細胞。
体内をパトロールして、がん細胞やウイルスなどを発見次第、攻撃します。
NK細胞は末梢血中のリンパ球の10~20%を占めています。
フリパラツイストで乳び槽を刺激することで、NK細胞を全身に送り込むことができるんですね。
20分間腹式呼吸を行うのはかなり大変。
ですが、フリパラツイストなら30秒間だけなので手軽に習慣化できそうです。
フリパラツイストの方法
フリパラツイストで本当に痩せるの?
フリパラツイストのモニター実験では3週間で平均4~6センチ、ウエストが細くなったとのこと。
考案者の高橋義人さんも1カ月半で8キロ、体重が減少したそうです。
フリパラツイストは、30秒間で腹筋100回に相当するダイエット効果があると言われています。
とは言え、ダイエット効果を求めるのであれば
・30秒以上継続する
・回数を増やす
といったことを意識すると良いかもしれません。
「トイレに行ったらフリパラツイストをする」
「テレビのCM中にフリパラツイストをする」
など、自分の中でルールを決めておくとムリなく継続できますよ。
フリパラツイストのやり方のコツは?
正しい姿勢で行うことが大切です。
頭、肩、お尻、かかとが横から見て一直線であることが大切。
まずは、壁を背に立って、正しい姿勢を覚えましょう。
そのまま、壁から離れた状態でフリパラツイストを行います。
身体の中心に柱が一本通っているようなイメージで。
みぞおちのあたりを絞るように行います。
この時、頭と足は動かないように気をつけましょう。
フリパラツイストでちっとも痩せないんだけど
姿勢が崩れてしまっていると、フリパラツイストを行っても効果がありません。
まずは壁に背中をつけて立って、まっすぐに立てているか確認しましょう。
フリパラツイストはむくみ解消に即効性のあるエクササイズ。
しかし、本格的に痩せるとなると、じっくりと取り組む必要があります。
また、時間や回数が多いほどダイエット効果もアップします。
まずは1カ月を目標に、コツコツと継続することが大切です。
フリパラツイストはどれくらいの期間続ければいい?
フリパラツイストを継続する期間に決まりはありません。
モニター試験では3週間で、ウエストサイズが平均4~6センチダウンとのこと。
まずは、1カ月を目標に継続するようにしましょう。
また、
・時間を長くする
・回数を増やす
・バリエーションを加える
と工夫すると、さらにダイエット効果がアップします。
フリパラツイストをおすすめしないひとは?
・膝や肩に痛みのあるひと
・妊娠中のひと
膝や肩に痛みのあるひとはフリパラツイストで、身体をひねるのは避けましょう。
痛みを悪化させる可能性があります。
揺れや振動を加えるだけでも、乳び槽を刺激することは可能。
回転を加えずに、身体を揺らすだけでもOKです。
足は45度に開くことで腰痛を避けることができます。
また、妊娠中は身体をひねる動きは避けた方が良いです。
フリパラツイストでみぞおちが痛くなるんだけど
フリパラツイストを行うと
・みぞおちが痛い
・わき腹が痛い
・腰が痛い
といった意見があるようです。
みぞおちの痛みの原因は、胃に溜まったガス。
特に長時間デスクワークを行っていると胃にガスが溜まりやすいとのこと。
フリパラツイストを継続することで徐々に解消されます。
また、わき腹の痛みは腹横筋が鍛えられている証拠。
わき腹の痛みも、心配する必要はなさそうです。
腰の痛みは、正しいフォームでフリパラツイストを行えば起こりません。
フォームを確認して行えば、腰痛の心配も無くなります。
それでも、腰が痛いという場合は、フリパラツイストを控えた方が良さそうです。
フリパラツイストを実践している芸能人
フリパラツイストは「しゃべくり007」で新垣結衣さんも挑戦していました。
めんどくさがり屋のガッキーにおすすめのエクササイズとして紹介。
また、ダイエット大家族緑川一家もフリパラツイストに挑戦。
「ダイエット大家族2017 四男四女10人太っちょ大家族!60日間で100キロ減量」という番組でも紹介されました。
美容コメンテーターの西園寺リリカさんも「3週間でウエストマイナス4センチ、二の腕マイナス2センチ」という結果が出たのだとか。
フリパラツイストのメリットとデメリット
デメリット
特にありません
フリパラツイストは誰にでも簡単に実践できるダイエット。
特に大きなデメリットはありません。
フリパラツイストはリンパの流れを促進して、インナーマッスルを鍛えるエクササイズ。
「腹筋を割りたい」
というひとには向かないエクササイズかもしれません。
メリット
姿勢の改善にも効果的
冷え性の改善
フリパラツイストはインナーマッスルを鍛えることのできるエクササイズ。
そのため、姿勢の改善にも効果的です。
姿勢が良いとそれだけで痩せて見えます。
また、褐色脂肪細胞を活性化するので、冷え性の改善にも効果的。
代謝がアップして、痩せやすい身体へと近づきます。