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8時間ダイエットとは
8時間ダイエットは、アメリカのデイビッド・ジンチェンコ氏によって考案されたダイエット方法。
名前の通り、1日の食事を8時間以内に済ませてしまう、というダイエットです。
簡単なルールを守れば、自由度の高いダイエット方法で成功率が高いことも特徴です。
熊田曜子さんが産後ダイエットとして取り入れたダイエット方法としても有名。
8時間ダイエットの基本的なやり方
8時間ダイエットは1日の食事を8時間以内に済ませ、残りの16時間は水のみで過ごします。
例えば、
10:00(朝食)・12:00(昼食)・18:00(夕食)
といった感じです。
必ずしも1日3食を食べる必要は無く、朝食は抜いてしまっても構いません。
ただし、
・毎日食事の時間、回数がバラバラ
・際限無くダラダラと食べ続ける
・カロリーの高い食品ばかり食べる
・寝る直前まで食べる
といった食べ方は効果が期待できないので要注意。
さらに、8時間ダイエットでは以下のスーパーフードを2種類以上摂ると良い、とされています。
・卵、肉
・乳製品
・ナッツ
・豆類
・ベリー類
・明るい色の果物
・葉もの野菜
加えて、一日8分の有酸素運動を行うとのこと。
最低限のルールさえ守れば、比較的簡単に実践できそうな8時間ダイエット。
「ふだんから朝ご飯は食べない」
といった人にはピッタリのダイエット方法ではないかと思います。
8時間ダイエットの効果
内臓機能の改善
8時間ダイエット実践中は、いわばプチ断食状態となります。
空腹の時間が長くなることで、内臓の機能が回復。
胃腸の働きが活発になり、便秘の解消などにも効果的。
また、内臓がしっかりと休まるため、睡眠の質の向上にも繋がります。
ただし、寝る直前まで食事を食べていては効果がありません。
8時間ダイエット中でも、夕食は睡眠時間の3時間前までに済ませるようにしましょう。
ビーマルワンの働きを抑制
8時間ダイエットを行うことで、自然と「肥満のゴールデンタイム」を避けることができます。
夜の22:00~2:00はBMAL1(ビーマルワン)と呼ばれる時計遺伝子が活発化する時間帯。
BMAL1は脂肪を作る酵素を増やす働きがあります。
BMAL1が最も減少するのが午後14:00~15:00。
このBMAL1が最も少ない時間帯と比較すると、夜は約20倍も脂肪を溜めこみやすくなっているのだとか。
8時間ダイエットは「太りにくい時間帯」を上手に活用することで、痩せやすい体へと導いてくれます。
美肌効果
8時間ダイエットにはデトックス効果があり、便秘やむくみの解消にも効果的です。
便秘やむくみが解消することで、代謝がアップ。
血行の改善につながり、美肌効果も期待できます。
また、睡眠の質が高まることから、成長ホルモンの分泌を促進。
成長ホルモンは別名「若返りホルモン」とも呼ばれているホルモン。
健康的に体重を減らすだけでなく、美肌効果も期待できます。
8時間ダイエットの方法
8時間ダイエットで本当に痩せるの?
8時間ダイエットは成功率が高く、リバウンド率の低いダイエット方法です。
食生活が乱れている人ほど効果が出やすく、ネットの口コミでは
「2週間で4キロ痩せた」
「1カ月で20キロ痩せた」
というコメントもあります。
ただし、「8時間以内であれば何も食べても良い」と食べ放題などに行くのはNG。
8時間ダイエット中でも
・規則正しいタイミングで食事を摂る
・就寝時間の3時間前までに食事を済ませる
・カロリーの高い食品ばかり食べない
・飲み物はノーカロリーの水かお茶
といったことが大切。
さらに一日8時間の有酸素運動や、一日2種類以上のスーパーフードを食べるといったルールもあります。
まず最初は、8時間以内に食事を食べることだけから始めても良いかもしれません。
8時間ダイエットのやり方のコツは?
8時間ダイエットのコツは、夕食の時間設定がポイントとなります。
例えば、夕食を20時に食べるのであれば、
朝食抜き→12:00(昼食)→20:00(夕食)
とするとベスト。
もちろん
12:00(昼食)→15:00(中食)→20:00(夕食)
でもかまいません。
いずれのスケジュールでも、8時間ダイエットを行う際に注意したいのが水分補給です。
食べ物には特に制限の無い8時間ダイエットですが、飲み物はノーカロリーと制限があります。
また、食事量が減るため、しっかりと水分補給しないと便秘になる可能性もあります。
そのため、8時間ダイエット中は意識して1日2リットル以上の水分を摂るようにしてください。
8時間ダイエットでちっとも痩せないんだけど
8時間ダイエットを行っても、
・カロリーの高い食事ばかり食べている
・寝る直前まで食べている
・ダラダラと食べ続けている
といった食べ方では効果が期待できません。
また、水分をしっかりと摂取しないと便秘になってかえって体重が増加してしまうことも……。
8時間ダイエット実践中でも食事の回数、タイミングはきちんと決めておきましょう。
8時間ダイエットはどれくらいの期間続ければいい?
8時間ダイエットは個人差はあるものの、1カ月以内に手ごたえを感じている人が多いようです。
まずは、1カ月を目標に8時間ダイエットを頑張ってみましょう。
1カ月継続しても、何の変化も実感できなければ、やり方が間違っていないか見直してみてください。
また、8時間ダイエットに慣れてきたら、運動時間を長くするなどの工夫をすると、さらに効果アップです。
8時間ダイエットをおすすめしないひとは?
低血糖の人
8時間ダイエットは空腹時間が長く続くので、低血糖の人にはおすすめしません。
血糖値が下がり、体の不調を引き起こす原因となってしまいます。
同様に、糖尿病などの治療中の人も8時間ダイエットは避けて下さい。
病気療養中の人は必ず、医師に相談した上で8時間ダイエットを行いましょう。
お腹が空くんだけど
8時間ダイエットはどうしてもお腹が空いて我慢できない。
そんな人は、まず10時間ダイエットから始めても良いかもしれません。
また、飲み物で空腹感を紛らわせるのも一つの方法。
・炭酸水
・牛乳
・豆乳
など、お腹に溜まりやすい飲み物を飲むと良いでしょう。
ただし、お腹が空いて
・動悸
・手足の震え
・めまい
などの症状が現れた場合には、我慢せずに食事を食べてください。
8時間ダイエットで痩せた芸能人
西野カナさんは8時間ダイエットを実践されて、1カ月で7キロのダイエットに成功したのだとか。
他にも
・熊田曜子
・キンタロー。
・谷澤恵里香
なども8時間ダイエットの経験者だそうです。
8時間ダイエットのメリットとデメリット
デメリット
お腹が空いてしまうかもしれません
8時間ダイエットのポイントは夕食の時間です。
夕食の時間が早すぎると、寝るまでの時間を空腹で過ごすハメになるかも。
また、夕食の時間が遅すぎてしまうとダイエット効果も低下してしまいます。
夕食はなるべく就寝時間の3時間以上前に設定するようにしましょう。
夕食にはタンパク質多めで腹持ちの良いメニューを食べるのもおすすめです。
どうしてもお腹が空く場合は、炭酸水や牛乳、豆乳でお腹を満たしましょう。
メリット
食事のメニューやデザートを我慢する必要がない
8時間ダイエットの魅力は何と言っても、食べたいものが好きなだけ食べられる点です。
糖質オフや○○だけダイエットだと、どうしても食べられないストレスが溜まります。
その結果、ダイエットに成功してもリバウンドしてしまうことも……。
8時間ダイエットは8時間以内であれば甘いお菓子や油っこいメニューも我慢する必要はありません。
食べられないストレスが少ないので、リバウンドの心配も少なくて済みます。