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ホームホワイトニングとは
「ホームホワイトニング」とは、自宅で行う歯のホワイトニング。
歯科医院でキットを購入する方法と、ホワイトニング効果のある歯磨きを使用する方法があります。
オフィスホワイトニングのように歯科に通う必要が無く、忙しい人でも手軽に行えるのが魅力です。
また、オフィスホワイトニングに比べると、費用がリーズナブルで歯への負担が少ないことも特徴。
「オフィスホワイトニングは歯への負担が心配」
「まずはリーズナブルに歯のホワイトニングを行いたい」
といった人には、ホームホワイトニングがおすすめです。
ホームホワイトニングの基本的なやり方
歯科医でキットを購入するホームホワイトニングは、専用のマウスピースが必要となります。
歯磨き後、マウスピースにホワイトニング薬剤を塗布。
そのままマウスピースを歯に装着して2~3時間放置します。
商品によってはそのまま寝るだけでOKというものもあります。
初回はマウスピース作成費用がかかり、15,000円~20,000円かかりますが、2回目以降は薬剤代だけでOKです。
もっと手軽にホームホワイトニングを行う場合、歯磨き粉とLEDライトを使用する方法もあります。
光触媒活性物質である酸化チタンを配合した歯磨き粉で、歯を磨きます。
その後、LEDライトを歯に照射することで、歯のくすみやステインを除去するという方法。
歯のホワイトニングエステなどでも同様の方法が採用されています。
歯科医でホームホワイトニングキットを購入するのに比べるとググッとリーズナブルで安全性も高い方法です。
また、歯の汚れを除去し、コーティング効果のあるポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウムを配合した歯磨き粉も人気。
いずれの成分も、通常の歯磨き粉では落としきれない歯に付着した汚れを落として白くするというもの。
歯を白く漂白する作用はありません。
いつもの歯磨き粉代わりに使用するだけなので、定期的に歯科医に通う必要も無く、忙しい人にもピッタリです。
また、ネット通販では海外製のホームホワイトニングキットも販売されています。
しかし、日本では許可されていない薬剤が使用されている可能性もあるので、おすすめしません。
ホームホワイトニングの効果
歯が自然な白さになる
「歯は白くしたいけど、アメリカ人のような不自然に真っ白な歯は抵抗がある」
という女性も多いのではないでしょうか。
実際、不自然なほど真っ白な歯は「便器のように白い歯」と言われて、あまり評判が良くないのだとか。
また、芸能人のように真っ白な歯はセラミック差し歯である可能性が高いです。
元の歯を削ってその上にセラミックを被せるという方法。
手っ取り早く歯を白く美しくすることができますが、歯根の病気、歯茎の変色、口臭などのトラブルも起きやすいので注意。
LEDライトを使用したホームホワイトニングの場合、歯の色そものもを変える心配がありません。
歯が本来持っている白さを蘇らせるだけなので、あくまでも自然な白い歯に近づけます。
日本人の場合、もともと歯が黄色っぽいこともあり、アメリカ人のように真っ白にするとかなり違和感があります。
まずはLEDライトを使用したホワイトニング。
それでも満足できなければ、歯科医の取り扱うホームホワイトニング、オフィスホワイトニング、とステップアップすると良いでしょう。
虫歯、歯周病の予防
虫歯は日本人の国民病とも呼ばれており、日本人のなんと95%が虫歯に罹っているそうです。
さらに、30代の約80%は歯周病という結果も……。
LEDライトには虫歯や歯周病の原因となる菌を殺菌する効果があります。
また、抗菌効果もあり菌の繁殖を防ぐ働きも期待できます。
美しい歯と同じくらい健康な歯も大切なもの。
特に歯周病の罹患率がグッとアップする30代以降は、積極的にケアしたいですね。
口臭予防
どんなに白くてキレイな歯でも、口臭がきつくては魅力も台無しです。
LEDライトを使用したホームホワイトニングは、口臭予防にも効果的。
口臭の原因となる雑菌を殺菌してくれます。
光触媒効果は、光がある限り持続します。
LEDライトを照射しなくても、日光や蛍光灯の光でもOK。
「酸化チタン」が配合された歯磨き粉を使用することで、光触媒効果が期待できます。
口内のトータルケアを考えるのであれば、LEDライトを使用したホームホワイトニングが良いでしょう。
ホームホワイトニングの方法
ホームホワイトニングで本当に歯が白くなるの?
ホームホワイトニングには歯を本来の色よりも白くする漂白効果はありません。
歯を漂白できるのは、オフィスホワイトニングだけです。
あくまでも、毎日の歯磨きで落としきれないくすみやステインを落とすもの。
また、歯に汚れが付着するのを防ぐ働きもあります。
歯を白くする効果の高さでは
オフィスホワイトニング>ホームホワイトニング(歯科)>ホームホワイトニング(歯磨き粉)
となっており、価格が高い方法ほどホワイトニング効果が高いと言えます。
ホームホワイトニングのやり方のコツは?
ホワイトニング歯磨きを使用したホームホワイトニングの場合、毎日継続することが大切です。
朝使用すれば、
・食事による汚れ付着防止
・口臭予防
などの効果が期待できます。
夜、寝る前に使用すれば、
・虫歯、歯周病予防
・翌朝の口臭防止
などに効果が期待できます。
朝晩使用することで、歯のホワイトニングはもちろん、口内を清潔に保つこともできます。
ホームホワイトニングでちっとも歯が白くならないんだけど
オフィスホワイトニングと異なり、ホームホワイトニングは効果が現れるまでに時間がかかります。
また、
・コーヒー
・紅茶
・緑茶
・ワイン
・炭酸飲料
・カレー
・チョコレート
など色素が付着しやすい食べ物を頻繁に飲食している人も要注意。
ホームホワイトニングはオフィスホワイトニングのように、食べていけないもののきまりはありません。
しかし、色素が付着しやすい食材を頻繁に飲食していると、効果が現れにくい場合もあります。
「歯がなかなか白くならない」
という場合は、
「コーヒーを飲む回数を減らしてみる」
「お茶の代わりにミネラルウォーターを飲む」
などの工夫をしてみましょう。
ホームホワイトニングはどれくらいの期間続ければいい?
歯科医でキットを購入して行うホームホワイトニングの場合、2週間ぐらいで効果が現れ、1~1年半効果が持続します。
オフィスホワイトニングの効果持続期間が2~3カ月程度ですから、かなり長持ちすることが分かります。
一方、ホワイトニング歯磨き、LEDライトを使用したホームホワイトニングの場合、即効性は期待できません。
効果が実感できるまでには2週間~1カ月ぐらいかかると見積もっておくと良いでしょう。
また、ホワイトニング歯磨きやLEDライトの場合、使用を中止すると徐々に効果はなくなります。
一旦白くなったら、ずっとその白さがキープできるワケでは無いのでその点も注意が必要です。
継続することが苦にならない「価格」「使いやすさ」の商品を選ぶことも大きなポイントです。
ホームホワイトニングをおすすめしないひとは?
・生まれつき歯が黄色い人
・神経を取って歯が黒ずんでいる人
ホームホワイトニングには歯を白く漂白する働きはありません。
歯、本来の白さを引き出すためのケアになります。
生まれつきエナメル質が薄くて歯が黄ばんで見える人。
神経を取って、黒ずんでいる人にはホワイトニング効果は期待できません。
歯科医でのオフィスホワイトニング、歯専用のマニキュアなどがおすすめです。
ホームホワイトニングのメリットとデメリット
デメリット
ホワイトニング効果が穏やか
ホームホワイトニングはオフィスホワイトニングに比べると効果が穏やか。
また、効果が現れるまでにも時間がかかります。
今すぐ、真っ白な歯になりたい、という人には向いていないかもしれません。
一方で、
「自然な白い歯になりたい」
「歯のホワイトニングにあまりお金をかけたくない」
「定期的に歯科医に通っている時間が無い」
といった人にはピッタリの方法です。
本格的なオフィスホワイトニングを考えている人も、まず最初はホームホワイトニングから試すと良いかもしれません。
ホームホワイトニングで満足できなければオフィスホワイトニングを試すと良いでしょう。
メリット
通院の必要が無いので忙しくても続けやすい
リーズナブルな価格で歯のホワイトニングができる
歯へのダメージが少ない
歯のホワイトニングに興味はあるものの、定期的に歯科医に通うのは面倒……。
とためらっている人も多いのではないでしょうか。
ホームホワイトニングは通院の必要がほとんどないので、忙しい人にも続けやすいのが特徴。
オフィスホワイトニングに比べて、価格がリーズナブルなので挑戦しやすいといったメリットもあります。
また、オフィスホワイトニングで使用する薬剤は、歯への負担が大きいとの意見も。
ホームホワイトニングは歯への負担も少なく、口内環境を整える働きも期待できます。